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「アンタと宅飲みすると、高確率でラーメンだよなあ」
「オレは構わないがね」
「いや俺はたまには丼モノ食べたいですけど!?」

台所で袋ラーメンを茹でながら、2人並んで調理する。
なにもなしは寂しいので、KKは野菜を刻んでいる。
俺はというと、そろそろ沸騰してきた鍋の中に乾麺をいれようかなってところ。

「今日の酒はなんだっけ」
「発泡酒だ」
「そっかぁ。たまにはビール飲みてぇなぁ」
「給料日前なんだろ?」
「まぁね」

安月給ゆえ仕方がないことだが、相手もまぁ仕事安定しない人だし仕方ないね。

「なぁ」
「ん?って!」

振り向きざまにキスなんかされちゃったりして、ちょっとドギマギする。
まったく、

「火使ってて危ないんだからやめなさい!」
「はぁい、センセー」

なんて、やり取りは毎度のことで。こいつは何かと隙をついてくるから、こっちは拍子抜けしたりびっくりしたりと大変だよ。

「卵おとすか?」
「もっちろん!当たり前だろ」